今、新しい御朱印帳のデザインを検討しています。
一つ目は銀杏柄にツミの御朱印帳
二つ目は平将門に獺弁天の御朱印帳
銀杏の御朱印帳については八岐大蛇の御朱印帳よりも以前に検討していました。なので七年前くらいから案をもらいボツにして、思いついたら再び案をもらいまたボツにの繰り返しでしたね。デザイナーさんには申し訳ありませんでしたが納得出来なければOKは出せません。
今回いただいたデザイン案がこちらですね。
銀杏柄にツミの御朱印帳
八坂神社と言えば銀杏です。これは近辺に住んでいる方ならば周知の事実。なので銀杏柄は交通安全のステッカーや学業、試験合格、長寿の御守りなどに銀杏の柄を使用していました。
自然に御朱印帳にも銀杏の柄を思っていましたがなかなか上手くいきませんでした。そんなこんなで永い年月が流れてしまいましたが諦めたわけではありませんでした。数年後には銀杏の柄に天羽々斬と言う素戔嗚尊が使った剣をデザインした御朱印帳を検討しましたがこれもボツになりました。
毎日毎日と言って良いくらいこの神社にとって何が良いのかを考えています。時に境内を散歩しながら、余所の神社を巡りながら、雑誌を読みながら、です。
考えてはボツの繰り返し。でもこれが力になると思っています。真似ることは簡単だけれども、自分の神社にしかない何かがあるんじゃないかと自問自答して満足出来たら世に送り出す。そして世間の皆さんに喜んでもらえたならばこれほど嬉しいことはないです。
大変なのは僕の隣には厳しい審査委員がいますのでそこもクリアしなきゃならない(笑)
さて、社務所で考え事をしていたらまた銀杏の御朱印帳でこれならばと思い提案しました。それが銀杏にツミという鳥の御朱印帳です、
ツミは猛禽類で日本最小のタカです。漢字で書くと雀鷹です。スズメってほどの小さい訳ではないですよ。ツミには色々とありましてここで書くことは出来ませんが銀杏の森に鷹がいる風景が浮かびこれなら神社の自然を表せるかもって思いました。
これが送られてきた案です。
上の案で進めていきたいなと考えています。これって凄い進歩で今までは納得がいかなかったので進めることさえ出来ませんでした。それだけ銀杏とツミが僕のなかでマッチしたと言うことです。日々神社にいる僕だから納得出来たのかもしれないですね。ただ、左のページに物足りなさを感じます。昨日の帰りでした、社務を終えて帰ろうと思い境内を歩いていたらふと閃きました。これを入れたいと。銀杏に関連するこれをです。あれではなくてこれ。身近に感じますよね。答えは境内にありました。
では、お楽しみに。もちろん理想の形にならなければボツにします!
平将門と獺弁天の御朱印帳
もう一冊、平将門と獺弁天の御朱印帳。これは一昨年前くらいから頭に浮かんでいました。将門も守谷に縁のある人物です。既に平将門と獺の八方除け御守りが評判でしたのでそこからです。色々と悩んでいますが、この御朱印帳は以前の八岐大蛇御朱印帳とは違うコンセプトにしたいと思っています。
僕が考案している御朱印帳などは全て何かしら神社に由来のあるものでかつ、デザイン的にも他にはないものをと考えてきました。八岐大蛇御朱印帳も当時は裏表で絵柄デザインするってあまり無かったと思います。これは社務所の授与所で授与品の整理をしているときにふっと閃き、拝殿の絵馬の方向を眺めいていたのを思い出します。これだ!ってヤツね。で、平将門御朱印帳は逆に統一感のない物を作ろうと思ってます。月と陽、男と女、夜と昼、怖と優、対比がデーマです。つまりYin&Yangです。陰と陽。と言ったところでしょうか?デザイナーさんには申し訳ないですが参拝者の方々に喜んでもらえるよう修正を何度も入れてます。よろしく頼みます。
平将門は御守りのイメージをそのままによりリアル感が増していると思います。御守りのデザインと踏襲したいので色は黒。僕はそれを夜としました。
そして弁天様。獺弁天は守谷沼付近に残る地名です。そこは八坂神社の土地になっていて将門が祀ったとされています。それをモチーフにしました。
弁天様に獺がいて後ろには守谷沼がイメージです。僕はこれを朝日のイメージで修正をお願いしています。黒に負けない色にしたいので日が差し昇る赤で修正をお願いしています。
あとは全体の色味ですね。そこはデザイナーさんにお任せです。弁天様の表情にも修正を依頼しています。
それに、それぞれに月と太陽を入れてくれとお願いしています。
たくさん修正依頼してるじゃん!
きっと嫌がられてるでしょうね(笑)
裏表が全く違う柄の御朱印帳。これも面白い。ぜひ形にしたいですね。もちろん納得しなかったらボツにします。
秋からの事業に向けて
これらはある一連の事業に向けての準備です。私なりのコロナ対策を昨年末にしました。
これにリンクする事業にしたいと考えています。この御朱印帳はそれらに関わってくる予定でいます。皆さんに喜んでいただけたらと思います。もう少しお待ち下さい。
最後に、いつも聞かれますがこれだけ発表前に裏側を書くと他の方々に真似されますよと言われますが別に構いません。前の宮司からよく言われました。
学ぶは真似ぶ
だと。ただ、まねごとだけでは実力は付きません。考え抜いて生み出したところに価値があると思います。なので僕は考え抜きます。納得するまで。僕はヒントは探しますが真似はしないようにしています。
ずっと成長していたいからね。
それではお楽しみに。
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