1月26日付けだったかな?
神職身分が二級になりました。ちょうど神職になって20年。おかげさまで今日まで退職しないでお勤めすることが出来ました。これも支えてくれた皆さんのお陰です。辞表も出したことがありますからね。
あの時、もし辞表が受理されていたらきっと守谷には住んでいなかったでしょうね。それは間違いないと思います。
あのころが懐かしい。未来の僕が振り返ったときに全ての事が良い思い出だったと思えるようにこれからも頑張っていきたいですね。
さて、神職身分が二級になりました。改めて神職の身分について書いてみましょうか?
神職には階級があります。その名の階と級です。
神職の階
神職には基本的に浄明正直の階があります。
浄明正直は浄く(きよく)明く(あかるく)正しく(ただしく)直く(なおく)と言う神職の精神性を表したものである。天武天皇の定められた位階制度が元になっていると言われている。
○浄階→階位の最高位で長年神社界に貢献してきた方が与えられる名誉階位。
○明階→この資格があれば伊勢神宮以外の神社なら宮司になれる。國學院、皇學館を4年通い神社にある程度奉職すれば与えられる。
○正階→一般の神社の宮司、もしくは大きな神社(格がある)の禰宜もしくは宮司代務者まで奉職できる。
○権正階→一般の神社の宮司、宮時代務者、もしくは大きな神社(格がある)の権禰宜まで奉職できる。
○直階→一般神社の禰宜か権禰宜まで奉職できる。
ここにも書いてあります。
階は神職資格の取得方法で変わっていきます。基本的に4年間大学に通い、ある程度の奉職実績があると明階と言う資格が取得でき、その資格があれば皆さんが知っているような有名な神社の宮司に就任することが出来ます。私は正階なのでそのような神社の宮司に就任することは出来ません。たしか禰宜までだったと思います。
私の神社には神職資格を有する者が3名います。宮司の僕が正階、妻が権正階、職員が直階ですね。手元に茨城県の神職名簿がありますが、直階で神職として奉務している方は少ないです。多くが明階と正階ですね。えっ?浄階?
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‥…いやいや直階よりも少ないんじゃない?何てったって浄階は階位の最高位で長年神社界に貢献してきた方が与えられる名誉階位ですから。僕には縁遠いです。
神職の級
級は特級、一級、二級上、二級、三級、四級と分かれています。全部で六段階です。
直階は四級で権正階以上は三級から始まります。都道府県で昇級の選考については色々違いがあるとは思いますが、研修や実績や年齢を加味されて権正階は二級位、正階は二級上位、明階以上はそれ以上位には昇級出来ると思います。茨城県で特級神職は何人いますかね。浄階特級となるとホテルで祝賀会など行うのも珍しくありません。
茨城県ですと中堅神職研修を二十日間受講してある程度の神職奉職歴があると支部長により推薦されて身分選考委員会にかけられます。そこで昇級の是非が話し合われます。僕も履歴書を提出しましたので会議にかけられたのでしょう。どのような評価がされたのかは分かりませんが。
これから妄想
うーん、彼はSNSで炎上したから様子を見た方が良いんじゃないか?
うーん、彼は人の言うことを聞かないから様子を見た方が良いんじゃないか?
うーん、彼はブログを見る限り宮司に就任した経緯に問題がありそうだから様子を見た方が良いんじゃないか?
いや、研修が終わってるから良いんじゃない?
…完璧に被害妄想ですね(笑)
そんな事はありませんよ。きっと(笑)
二級に昇級出来たのも皆さんのご支援在あってのことです。20年、長かったか短かったか分かりませんが今日まで続けられたことに感謝です。宮司になり僕は多くの方々に出会うことが出来ました。宮司でなかったらこのような経験は出来ないだろうと言うことも経験させて頂きました。20年、色々あったなぁ…
再スタートには良い機会なのかもしれませんね。袴の色を変えて心機一転頑張りたいと思います。
でもね、まだはいていないのよ。完璧にタイミングを逸したね。
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