皆さんは感染予防はどうされていますか?
様々な環境の中で対策をしていることでしょう。神社でも手水や鈴緒の利用を停止させてもらっています。やはり、多くの方が触る場所は感染症予防の観点からそうせざるを得ないと思います。多くの神社でもそのような対応をされているようですね。
この春の季節、花粉症の方もいると思います。然し、今の日本の状況はくしゃみ、鼻水、鼻づまり、風邪の症状はとっても敏感です。まぁ仕方が無いでしょうね。このような事態は過去にありませんから。不安による疑心暗鬼に陥るのは仕方が無い。年配者には余りに酷な病気です。
そのような状況下でマスクが相変わらずありません。需要に追いついていません。店頭にマスクはありません。しかし比較的多くの方がマスクをされています。購入できた方、元々買い置きしていた方、何度も使っている方、様々でしょうが多くの方々がマスクをしていますので皆さん何らかの形で予防されているのだなと。
地鎮祭なんて私以外はほぼ全員マスクをかけていますからね。勿論、私もマスクはしていますが式典の最中は外しています。今回は神社での感染症予防に対する考え方、そんな話しです。
感染症対策の話し合いで
さて、社務所で新型コロナウイルスに対する対策を話し合いしているときでした。我々のマスクはどうしようかと言う話になりました。
普段は基本的にマスクはしていません。基本的にと言うのは社殿で祈祷をする際、地鎮祭などの出張祭典を行う場合などです。インフルエンザの季節でもそうです。ただ、社頭で清掃奉仕、御札の頒布などではマスクをつけることもあります。
今回の新型コロナウイルスではどうしようか悩みました。と言うのも、新型ウイルスに感染した場合、インフルエンザとは異なり神社自体の運営が滞ることが予想されるからです。インフルエンザでは発症者が隔離で終わりますが、今回の新型コロナウイルスでは濃厚接触者も自宅待機になります。そのようなリスクがある中で最大限感染リスクを取り除く努力をした方が良いのではないかと言うことです。
それは拝殿の奉仕の際もマスクをつけるかつけないかという事でした。
私は正直悩みました。冬の拝殿は締め切りですからね。職員の安全も考えなければなりません。
職員とこんな会話をしてました。
祝詞を奏上する時にマスクをするのはどうだろうか?
神職がマスクをしないと参拝者が嫌がるのではないか?
神様に奉仕する際にマスクはいかがなものか?
地鎮祭でも全員がマスクをしている。それは神職からの感染を避けているのでは無く自己予防のためじゃないのか?
マスクは予防では無く自分が感染しているのを前提にするものじゃないのか?
色んな意見を交わしました。
日本人は綺麗好きです。古から穢れと祓いの精神があります。このようなときには外国の方々よりも予防対策がしっかりしているなと感心します。また、人様に迷惑をかけない古くからの道徳観念も豊かです。なので日本人は他者に感染させない、他者から感染しない双方の観点から感染対策をしているんだなと。
なので、悩みましたが神社ではこのような対策をしています。
守谷市内のワンダーグーで購入しました。首からかけるタイプのものです。社頭ではこれに加えてマスクを、祈祷中はマスクをしないで狩衣の下につけて感染対策をしようと。
拝殿には玉串案に据え置きタイプも置いてあります。
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これが最善かはわかりませんが、マスクをつけての祝詞奏上は自分の中でイメージできませんでした。
意識としては、私達がもしかしたら感染しているかもしれないとの気持ちを持ち、万が一にも参拝者に感染させることの無いように対策し奉仕する、です。
一日も早く新型コロナウイルスが終息しますように。
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