リーマンショック級が来ようとしています。
新型コロナウイルスの感染は現状が全てではないことは歴然としていると思います。間違いなくもっと大勢の方が感染しているはず。そう思います。これからどんどん患者数が増えていくと思われます。すっかり先行きが不透明になってしまいました。
皮肉にも10月に消費増税が実施されてからリーマンショック級の出来事が起きようとしています。なんてことはない、経済のブラックスワンなんて突然です。トランプ大統領誕生もイギリスのブレグジットも我々素人には経済の動向など完璧に分かる手立てなどありません。先に、今年は不景気になるかもなんてブログの記事を書きましたがこんな形でくるなんて思ってもいませんでしたからね。
安倍総理は伊勢志摩サミットでリーマンショックの直前に似ている状況だと発言されたと思います。その後に消費増税延期。そして昨年の消費増税でした。消費が落ち込み始めたのはお正月に感じたことでした。不景気の入り口かと思ったところにこのコロナです。日本人には酷なタイミングです。武漢で多くの感染者が出た頃に春節の観光客を受け入れました。もうその時に思っていました。あー習近平主席の訪日があるからだなと。そして延期が決まったとたんの検疫強化です。それで多くの日本人が感染することになるんでしょうね。
リーマンショック級の出来事が来たら消費増税は延期とおっしゃっていました。日本の経済は厳しいです。ここは消費税の引き下げなど大胆な政策が必要な気がしますね。
あとはサプライチェーンの問題しょうか?最近、テレビで放映され始めましたが住宅の部品が届かなくて家が竣功しません。その事は2月上旬には地鎮祭の際にメーカーさんから聞いていました。テレビで放映されるとこれから住宅を購入する方々の心理にも影響するかもしれません。
日本は原材料調達・生産管理・物流・販売をもう一度見直すべき時なのかもしれません。インバウンドもそうです。観光立国を目指すのであればこのような有事にも外国人が安心して日本に来てもらえる様に備えていなければならなかったのだと思います。それは時に必要な措置をとる毅然な態度も辞さないというシステムが安心して外国人が訪日できる日本を作り上げるのだと思います。
いま、観光業はすさまじいダメージを受けていると思います。実体経済にも出始めてくるでしょう。インバウンドなどに頼っていた企業は倒産し始めています。
さて、このような時期に神社界も厳しい状況になっていくと思われます。特にコロナウイルスが長引けば御朱印に特化した神社などは厳しい運営を迫られるでしょう。現に私の神社も御朱印をお求めになる方は減ってきています。これは仕方が無いことです。状況が状況ですから。ですが、祈祷などの状況は今のところ特に変わりません。
同業者のみなさん、東日本大震災の出来事を忘れてはいけません。あの時、ニュースで流れたある神社の話しを私は忘れられません。ある観光に特化した神社は参拝者が99%減になったと。私はあの時に心に刻みました。神社は氏子崇敬者に支えられるものであって観光客に支えられるものでは無いということを。しっかり信仰に基づいた活動をして足元を固めないと有事の際に厳しい状況になると。とは言っても当社は観光でくる方はおりませんが…
今思うのは御朱印ブームは神社界にとってのインバウンドなのかもしれません。神社に多くの方々が来て頂くのは有り難いこと。しかし、それは神社経営の観点から見ると幻影なのかもしれません。遠方から来て頂く方々も有り難いですが、やはり地域の氏子崇敬者の方々との密接なお付き合いをすることで神社の運営が骨太になるんだと思います。
最近の考え事でした。1日も早くコロナウイルスの感染が終息しますように。
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