存続危機だった節分祭
私が神職になった約18年前、節分祭を止めようという議論がされていました。
当時、参加者を各町内120名の割り当て制が役員の大きな負担でもうやめたいとのことでした。それから節分祭は私の管理下で行われるようになりました。
当時は5000円で節分祭が行われていました。それを3000円に値下げしました。割り当てもなくしました。理由は色々とありましたが何よりも子供が参加しやすい設定に、親が出しやすい設定にと言う思いでした。当時の節分祭には子供の参加者はほとんどいなかったと思います。
節分祭の改革を始めて節分祭の参加者は減り始めました。割り当てが無くなったからです。毎年毎年じりじりと参加者が減り続け、少ない年には80人くらいまでになったと思います。でも、我慢時だと思いました。物事の認知には時間が必要です。一年や二年でどうにかなることじゃないだろうと思っていました。
そして月日が経ちました。
現在、節分祭の参加者の半分近くは子供達です。節分の日には子供達であふれるようになりました。
撒く方も
撒かれる方も楽しそうでしょう?
ね?
おかげさまで節分の日は境内は入りきれない人で賑わうようになりました。
節分祭は未来への投資
節分祭は子供達を楽しんでもらいたい。勿論大人も。理想は親子で撒いてもらいたいかな?子供の頃の記憶は色あせずに心の隅に残るものです。子供の頃の記憶が郷土愛を培うと言ってもいいです。子供の頃の楽しい記憶が神社への愛着へと繋がって将来大人になってお祭りを守ってもらう一翼と担ってもらえたら嬉しいですね。
そんな節分祭。2月3日の夜7時と8時です。皆さんも撒く方?拾う方?で参加してみては?きっと楽しいですよ。だって撒いてる私が楽しいんですから。
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