原因は疲労とストレス
神職になった20代後半から30代前半の8年間、実は年末年始に2回ほど救急に運ばれたことがあります。急な発熱です。40度は超えていました。1回は大晦日の夕方、もう1回が元旦が終わった夜のことでした。
時期的にインフルエンザを疑いますよね。でも喉は痛くない。咳はしない。くしゃみも出ない。鼻水も出ないし節々も痛いわけじゃ無い。ただただ高熱が出るわけです。お医者さんにも原因は分かりません。たぶん疲労でしょうと言われました。で、注射を打ってもらい帰りました。で、熱は急にひいていきます。2回とも一日で終わりましたね。ただ、食欲不振だけはそうそう戻らなかったです。それは今でも覚えていますね。
当時はすぐにネットで調べたりなんて時代じゃ無かったので病名とかは良く分かりませんでしたが、今ではすぐに調べられますので大体のことは見当が付きます。で、病名は
急性心因性発熱
心因性発熱とは、急性もしくは慢性的なストレス状況下に置かれたとき、その人の平熱以上に体温が上昇することです。
で、今回久々にやってしまいました。
兆候は1週間前から
実はここ1週間、体調が優れませんでした。何となくです。微熱っぽい。胃がシクシクする。頭がボーッとする。首が凝る。食べると吐き気がする。朝起きられない。うーん、疲れているなと感じていましたが、いつものことで大丈夫だろうと慢心していました。この時に気がつけば良かったですね。休みを取れば良かったと。
皆さんはこの職業についてどのようなイメージを持たれているかは分かりませんが、基本的に年末年始に休みなど存在しません。20代後半から30代前半の頃はすべて一人で年末年始の準備をしていましたので、急性心因性発熱になりやすかったのでしょう。未遂も何度かありましたからね。でも、お陰様で結婚もできて妻の協力も得られましたし、ここ数年は神職を雇用しておりますので急性心因性発熱を発症するようなことはありませんでした。でも、休みは取れませんね。一応、カレンダー上には宮司休日とはかいてあるんですよ。一応ね。でも、実際は休みはありませんね。家にいれば家にいるで領収書の整理や出納帳の記入、SNSやHPの更新なんかをしますし、神社から呼び出しだってありますからね。
職員には月8日の休みを与えています。じゃないと社会保険の調査で指摘されますからね。もちろん、タイムカードで管理していますよ。ただ、宮司は役員なので対象外。労働日数が月1日だろうが30日だろうが変わらないしタイムカードを押す義務も無いんだそうです。年末年始に職員には月8日の休みを与えれば、そりゃ宮司に休みなんてありませんよ…これ、一般の中小企業だって一緒でしょ?なんて愚痴は置いといて、
その日は久しぶりにやって来ました。朝、軽く食事をしたら強い吐き気を催しました。で、フラフラするなと思いながら仕事をしていました。その日は新宅祭がありました。新宅祭は神棚の祀り方など家主様と話す時間を多く作るようにしております。地鎮祭って工務店さんの打ち合わせ時間もあるのでなかなか話す時間が無いんですよね。私は新宅祭の時には沢山質問を受けるようにしています。皆さんだって、神職に聞いてみたい事って一杯あるでしょ?でもなかなか普段接する機会が無く聞いて良いものかと思っている方も多いと思います。なので、話す時間があればそれも教化の一環で話す時間を大切にしているんですが、その日はどんどん様子が以下若くなってきました。頭がはれぼったいような、やたら首が痛くて凝るような。血圧でも上がったのかな?程度の気持ちだったんですが。仕事が終わり一旦家に帰ったんですが白衣袴を脱げずに倒れ込んでしまい息絶え絶えになってしまいました。
強烈な怠さ、熱っぽさ、ムカムカ感。ボーッとする意識の中でやっぱりインフルエンザを疑いました。あーやっちゃったかな…熱を計ると41度。でもね、冷静に考えると無いんですよ。症状が。喉は痛くない。咳はしない。くしゃみも出ない。鼻水も出ないし節々も痛いわけじゃ無い。ただただ、高熱。その時に昔の記録が蘇りました。あぁ…アレか…
久々にやっちゃった
夕方からドロのように眠った私は次の朝には回復していました。ただ、やっぱり食欲だけが戻りませんね。全て過去に味わったものとおんなじ症状でした。まぁインフルエンザじゃ無くて良かったけど。結局は45歳になっても自己管理が出来ていないことを露呈した一幕でした。ストレスと疲労の抜き方を全く学べていない。こんな時期に自分が倒れるとどれだけ皆さんに迷惑をかけてしまうか…
結論 休日は大切!
とは言っても宮司は休めないのが現実なんだよ。八坂神社にも働き方改革を!
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