実は大晦日の忙しい中に総代とある重要な会議をしていました。
今から2年前、いや3年前か。オリンピックが決まってからふと思ったことがありました。
…夏のお祭りできるのか?
その頃から氏子には話しをしていたんだ。でも同業者で同じ事を語る人はいなかったです。まだそんなに深刻では無かったんだろうな。考えすぎかなぁ?いや、マズいと思うんだけれどな?
昨年、不安は的中しました。
オリンピックで全国のイベントやお祭りがヤバいらしいよ。
やっと世間は気がつき始めました。オリンピック期間中はお巡りさんと警備会社は東京へ集中することを。
僕はこの2年間、様々な方々に相談させていただきました。どうやったらお祭りが出来るのか?それも祇園祭という祭礼の趣旨にあった形でね。夏のお祭り。やっぱりこれは譲れない。だって無病息災を祈るお祭りだもの。春や秋にという意見もありました。古文書も見ました。過去、江戸時代に春に神輿を出した記録がある。なんでも病気が流行ったらしいです。きっと今で言うインフルエンザみたいなものだったんでしょうね。100年ぶりの春祭り!とか、そう言えば秋にも大祭があった。新嘗祭。初めての秋神輿!なんて理屈をつけてお祭りを出来ないかと考えもしたけれどやっぱりねぇ…違うよね…神輿を出して賑やかにやれば良いって訳じゃないし。
やっぱり夏祭りだもの。夏にやらないと。夏の無病息災を祈ろうよ!というのが守谷八坂神社の宮司と総代の意見でした。
一定の結論が出ました。お祭りは多くの方々が携わる行事です。神社が日程を決めなければ皆さんが迷われてしまう。新年には町内の新年会などあるので、その席で総代さんが氏子に報告できるスケジュールを組まないとと。なのでお正月に発表しようと年末に調整していました。
令和2年1月1日、氏子役員に正式に発表しました。これで決まりです。
令和2年の祇園祭は条件付きで以下の日程で行われる予定です。
幟立て 7月12日(日)
出遣祭 7月14日(火)神輿の御霊遷し神事
宵宮祭 7月17日(金)各地区で山車の巡行
神幸祭 7月18日(土)歩行者天国、神輿渡御、山車の巡行
例祭 7月25日(土)神社での式典
条件とは5月末に行われる氏子の全体会議までに歩行者天国の警備を万全な状態で計画できること。つまり外注の警備員がいない場合は自主警備になりますのでそれが出来ないようであれば中止も止む得ない。
基本的に1週間前倒しと思っていただいてよろしいかと思います。本来の祭礼日は25日なのでその日はその日で式典を行いますが、山車が出たり神輿が出たりすることはありませんのでお間違いのないようにお願いします。
これから神輿の巡幸が中止になることの無いように5月まで総代会で協議を重ねて参ります。
どうか日程の変更を関係者に知らせて下さい。よろしくお願いいたします。
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