伊勢から急いで守谷へ
10月11日の午前6時40分。
その日は伊勢神宮にて中堅神職研修で禊をしていた。ふんどし姿で五十鈴川に入る。この時期の水も冷たい。この日が最終日で守谷に帰るわけだが、妻からは台風の連絡が次々を入ってくる。研修中は外出禁止、テレビも無し。休憩中にみみていた台風情報とはちょっと違っていたようだ。
スーパーには食品が品薄になっているようだった。直会もそこそこに急いで名古屋へと向かう。2時過ぎには名古屋に着き東京行きのチケットを買おうと並ぶと二百人くらいいたかな?行列が。これはムリだと思い、スマートEXで購入。ものの数分でチケットが買えた。みんな、便利なのでアプリで買った方が良いよ。
帰りの新幹線で伊勢に残る仲間に連絡を入れる。
「新幹線やばいよ、チケット無いよ」
帰りの新幹線ではこのような感じで、アナウンスで東京駅が大変混雑しております。とのアナウンス。ただ事ではない予感を感じながら守谷に帰ってきた。
そして朝のニュースで五十鈴川が氾濫したニュースを見た。
台風が過ぎて
ほとんど眠れない夜が明け、13日の朝。その日は大安日曜日で兼務神社の秋祭り。兎に角、境内を元に戻そうと急いで出社する。台風15号の記憶が蘇る。
もし、同様の被害が発生していたら地鎮祭や七五三が行えるだろうか?もし、倒木などが起きていたら?恐る恐る境内へ向かうとそこは思いの外被害は少ない。一部、建物の被害はあるものの、これなら大丈夫だろうと慌てて参道と大きな枝を集める。

ホッとした。これが正直なところだろうか?
午前中、地鎮祭を奉仕し、午後には兼務神社の秋祭りだ。
イイ天気だ…
幟を見上げ嘘では無いかと思う昨日を夕方のニュースで改めて現実と感じる。
神社にとって台風は大きなリスクだ。
いつでもこのようなことが起きる。
今回はたまたまであって、以前、うちでも倒木して隣の建物を直撃したこともある。たまたま今回は被害がなかっただけ。空を見上げて溜息をはいた。
この度の台風19号で被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
各地の神社でも大きな被害が出ているようです。一日も早い復旧復興を心よりお祈りいたします。
役立てることがあれば現地に行ってお手伝いしたい。
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