祇園祭

令和元年祇園祭を迎えて

【氏子・崇敬者のみなさまへ】

盛夏 本格的な暑さを迎え祇園祭の季節となりました。氏子の皆様には、八坂神社例大祭祇園祭の斎行につきまして多大なるご協力をいただきまして誠にありがとうございます。

 祇園祭は、守谷の郷で江戸時代から続く疫病除け、厄災除けのお祭りです。祖先から受け継いできた深い神様への信仰心と、連綿と続いてきた伝統と歴史に対する感謝と誇りの気持ちがこのように地域をお守りする氏神様をお祀りし、お祭りを紡いできたと言えます。

 また、お祭りは信仰心を培うと共に地域を育てる役割も担っています。お祭りは多くの人が集い、それぞれの知恵や技を出し合い初めて形となります。人の力を頼み、神様に願って努力するのがお祭りであり、それはそのまま人間の生き方に連なり、地域力を向上させます。

 しかし、今の時代は核家族化も進み、家庭や地域での伝統文化の継承が難しくなって参りました。神道には中今(なかいま)と言う考え方があります。私達には過去があり未来があります。私達には親がいて子供がいます。私達には祖先がいて子孫がいます。中今を生きるとは、『今生きている私達が、その永久に続いている命の繋がりの中の「今」を生きている』という考え方です。例えて言うならリレーとでも言いましょうか。私達は過去から、親から、祖先からバトンを託されます。バトンには日本人としての生き方、考え方、伝統、文化など大切なものが託されています。そのバトンを中今の私達が未来や子供や子孫に受け渡して行くと言うことです。

 このような祇園祭の趣旨をご理解いただきまして今後ともご協力いただけますようにお願いし、どうぞお祭りの心をご自身にご家庭に生かし日々お仕合わせにお過ごし下さい。

令和元年7月27日
八坂神社 宮司 下村 良弘

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