湾岸戦争
後、30分で平成は終わる。
きっとそれぞれの記憶があることでしょう。僕は一つ選べと言われたらこれなんだな。
「湾岸戦争」
見える戦争と呼ばれた湾岸戦争は、戦争を知らない僕にはショックだった。
平成3年に砂漠の嵐作戦と呼ばれたその戦争はブッシュ大統領のこの会見で知った。
一番最初に見た映像は暗闇の中でミサイルがバグダッドを襲う光の映像。
確か高校一年生の時で食い入るようにテレビを見た。人生の中で初めて戦争というものを感じた出来事。それはテレビゲームのような空爆の映像や油田に火をつけて撤退するイラク軍。
ペルシャ湾に石油が流されて油まみれになる海鳥。
人間の盾と呼ばれる人々。
多国籍軍と呼ばれる国連軍がイラクを攻める中でお金を出す出さないで揉めてる日本の国会。
きっと、それぞれ平成の記憶はあるでしょう。僕は湾岸戦争が思春期に残した記憶が鮮明に残っている。人生で初めてこんなことを考えたんだろう。
「これからどうなるんだろう?」
って。
未来というものを初めて意識した瞬間かもしれない。初めて物事を真剣に考えようと思った瞬間かもしれない。
「なんでこんなことになったんだろう?」
って。
確かに平成の御代には日本に戦争はなかった。本当に良い時代だったと思う。でも世界では戦争はテロという形で行われている。
令和の御代が世界でも戦争がない平和な時を共有できる時代でありますように。
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