祇園祭

宮本卯之助商店との神輿修理 ⑥祇園祭とアフターケア

神輿は直った。謹製当時の状態に戻って帰ってきた。そして本祭り当日を迎える。

この一連の修復事業の中で宮本卯之助商店に指導されていたことは、今までこうだろうと思っていた私達の神輿の管理方法が間違っているということ。この飾り付けでは神輿が痛む。この清掃方法では塗りが傷つく。そして、今回大きく変わったのは当日渡御するときの神輿の飾り。

これが
こうなったわけで
私達には長い歴史の中で初めての経験なので飾りや神輿の管理方法などが分からない。なので1日宮本卯之助商店さんに渡御に加わって頂いて役員が指導を受けることになった。いや、新鮮でしたよね。私も良い勉強になった。お祭りは氏子が行う行事。なので私は出来ない作業だけど良い勉強になったな。

神輿をおろして
飾り付けが始まる。

手際が良い。私や役員は動画や写真を撮って記録を残す。次からは自分達でやらねばならない。ただ、次の年は台風で飾れなかったけれどね。今年が自分達で飾る初めての経験。しっかりやりましょう。
で、このように美しい神輿の姿になる。担ぎ棒も金具で取り付けるのを止め、麻紐で神輿を固定することも止め、飾り紐を取り付け新しい神輿の装い。じーんとくるものがありましたよ。

1日、宮本卯之助商店の営業さんには渡御に同行してもらい…って、自前の袢纏着てて粋だよね。

表情もキリッとしていて粋なもんです。
渡御が終わり、後片づけまで指導してもらいました。神輿の清掃方法。これも今までのは良くなかったんだな。教えてもらったこの知識をしっかり残して行かなきゃならない。神輿を将来世代に残すためにもね。兎に角、アフターケアもばっちりで素晴らしい仕事でした。ありがとう。

この宮本卯之助商店さんとの2年間は私が宮司、ではなく氏子、の頃の記憶を蘇らせてくれる有意義な時間でしたよ。私もやっぱり祭が好きなんだなって思いました。立場上、お祭りは氏子が行う奉納行事なので私が一緒になって参加することは出来ません。祭はあくまでも氏子が行うもの。私の仕事は氏子の気持ちを神様に伝える仲取り持ち。神輿を担ぐ事の出来ないし、お祭りを楽しむことも出来ない。でも、神輿が新しくなって老若男女、氏子のみんなが楽しそうな姿を見ているだけで満足だ。

宮本卯之助商店との仕事は私に祭を別の角度から勉強させてもらった有意義な時間でした。私が神社のプロならば宮本卯之助商店は祭のプロ。一緒のようで違う知識。祭って奥深い。

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