奉賛会の皆様にはただ感謝
平成28年に発足した東日本大震災復興並びに宮神輿総修復を目的とした奉賛会が先日解散しました。関係者の皆様、本当に有り難う御座いました。おかげさまで神輿は蘇り、境内も綺麗に整備することが出来ました。後は鳥居の建立を残すのみ。実質開始したのは震災が起きてからだから足かけ8年の年月が過ぎてしまいました。
8年か……
色んなことがあったな。2012年に建物の調査を開始して傾きなどを確認して
2013年の夏に一期工事が始まりました。
灯籠も解体して安全な場所までバックさせて傾いた石碑も移動しました。
このような事業を行うことは本当に大変なことです。当時、私は30代でしたが、どのように話を進めていけば良いのか本当に腐心しました。
同じ頃に神輿蔵の耐震を確認していたら神輿もヤバいなって事になりまして
どうしようかとしているうちに私が体調を崩し、その後に祇園祭文化財指定事業が入り、建物の修理と神輿の状況確認が後回しになりました。そんなこんなで指定されて2016年元日に人生最高の瞬間を味わいましたが
その調査中に神輿が40年周期で修理されていることがわかり、その時に前の修理から何年か確認したらちょうど40年……これも運命なのかなって思いました。
では、第二期工事と神輿の修理を一緒にやろうと機運が高まり、じゃー見積もりを取ろうとなって専門家の調査が入ったら
その場でHOW MUCH?と聞いてみたら○○○万円くらいですかね?正式な見積もりはまた後でってなって○○○○万円で見積もりが来て”どうしたら良いんだ(~_~;)”ってなったときに助けてくれたのは総代さん方でした。
宮司!やろう!
って言って下さいまして本当に有り難かったです。そして奉賛会を発足して
皆様に神輿をピカピカに直して頂いて
人生二度目の樽酒で祝賀式典をして
盛大に祇園祭をして
工事は続き、念願の古札納め所を作ってもらい
後は鳥居を残すのみ。
夏には新しい鳥居が建っていると思います。
奉賛会の皆様、氏子崇敬者の皆様には本当に助けて頂きました。有り難う御座いました。
さて、大きな事業を終えてホッとしております。次は宮司になってこのような事業を行う際に感じたことを社家じゃない目線から淡々と記事にしてみたいと思います。村の神社が寄付を頂いて大きな事業を行うこと。こんなに大変なんだなと実感しました。世間のイメージとは大分違うと思います。
この記事へのコメントはありません。