私が宮司になるときに

私が宮司になるときに ⑩責任

自分の責任

私は宮司が亡くなってからお葬式までの数日、私は自分はしなければいけない事は何だろうと考えていた。私は以前から宮司にならなくても仕事が出来ると思っていた。今思えばそう思っていたのも自分の甘さ、無責任なところだったのかもしれない。実際にこのような事態になった時、過去、ここまでの経緯を考えたときに自分のするべき事、自分の責任は何だろう?と考えていた。

様々な意見もあっただろうが、守谷市内の各神社の総代さんから後を頼みたいとの声をいただいていた。八坂神社の氏子さんからも応援をいただいていた。そして何よりも当時、私には家族がいた。幼稚園にも行かない子供が二人いた。赤ん坊だ。自分の存在が不安定な中で仕事をするのは将来を見通せない。また、守谷で生まれ育った自分が地域の方々からそのように求められるのであればそれに応えなければならない。

私はこれまでの8年間、自分から宮司に就任したいような、そんな誤解をまねくような事を発言したことは無かったと思う。言ったら大変なことになるのは分かっていたからね。前から一貫して綴っているのは、宮司はなるものではなく、ならしていただくもの。氏子の皆さんに認められてなるもの。自分でなりたいなんて放言した即アウト。信用なんて無くなるよ。仕事がやりにくいなんて話はしていたけれど。ただ、宮司はもういない。この期に及んではもう自分で決めて自分で歩まねばならない。地域の声に応えなければならない。家族を守らなければならない。そう考えたときに、神職としての責任、そして父親としての責任を全うするにはこれからのことに逃げてはならない。宮司以外の方々に自分の思っていたこと、これからのこと、話すときが来たのだろうと考えた。

これから行われるであろう二つの話し合い

宮司を選任するにあたってこれから二つの会議が考えられた。一つは宮司同士の話し合い。そしてもう一つは氏子との話し合い。今振り返ればどちらも大変な話し合いだったな。人生であれ以上の経験はもう無いだろう。次の更新にはその話をしよう。

今日これまで、次の投稿はどうやって書けば良いのか悩んでいた。自分の事だけど書いて良いものかと。でも核心だからこれを書かないと今までのものが何だったのかとなる。全部はかけないけれど、どれだけ書けるか分からないけれど書いてみよう
決して自分が良くみえるように書いてはならない。

自分の意思で

私は、自分の意思を固めて歩き出した。これからは八坂神社が、守谷市内の神社がどのように運営していった方が良いのか、私は私の意見をもって今後行われるであろう後任者を選任する会議に臨もうと考えた。

本来であれば、民社の宮司が亡くなったときに後任者を決める会議なんて行われることは先ずない。なぜならば普通は子供が後継者になってそのまま後を継ぐのが一般的だからね。ただ、今回は状況が全く異なる。宮司には後任となる直系家族がいなかったわけで。宮司が三市町にわたって管理していた約30の神社は早く誰が就任するのか決めなければならない状況だ。その30の神社は近隣の宮司が管理しなければ宮司欠員の神社となって運営上非常に好ましくないことになる。なので、早々にでも話し合いの場がもたれるのは分かっていた。私はその頃、支部の状況や人間関係をある程度は分かっていた。その上で会議の前に他の宮司さんの意見を聞き、私の意見を率直に話し、皆さんが今回の事をどのように考えているかを伺いに行こうと考えた。


前回の投稿の時に私はこう書いた。

心の中で言葉を確認し、今まで決して表に出さなかった言葉を紡いで前へと進む。

そして、妻にこう言った。

「今、人生のなかで一番頭が冴えてるかもしれない。」

もしかしたらうぬぼれてたのかもしれない。ただ、私はあの時に確かに呼ばれた気がした。呼ばれた気がしたんだ。こっちだ、こっちだと。

これから起こること、要求されることにミスジャッジは許されない。

※今回、富士山の写真を入れました。これも意味があります。これは私と妻しか分かりません。でもそれで良いんです。

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