氏子さんが奉仕する元日恒例の甘酒振る舞い
お正月に振る舞われる甘酒。氏子さんが奉仕して下さる甘酒の接待。これがまた美味しい。これを目当てに元日にお参りに来る方もいらっしゃって。大晦日の夕方頃、試しに作った最初の甘酒を試飲させてくれます。これがまた美味しい。いつもおかわりします。そしてお正月が始まるんだなって実感します。
でもこの奉仕は元日のみなんです。分かっています。貴重なお休みの時間を割いて八坂神社の年末年始の行事を支えて下さる氏子さんに三が日やって下さいなんて絶対に言えません。ただ、年月を重ねるうちに2日、3日とお参りの方だ増えてきました。甘酒やってないの?なんて声もいただきます。いつか三が日を通して甘酒を振る舞えないかな?ってずっと思っていました。
今年、18年の神職人生の中で初めて守谷市内の新聞広告に織り込みチラシを入れました。子供達も大きくなった…ここしか無い!ってなわけで平成31年を迎えて初めて三が日通して甘酒を振る舞いました。で、誰が甘酒を作ればいいの?ってなった時にどうしようどうしようとなりまして、じゃー自分で作る!って事になりました。宮司の初めての甘酒造りです。
ぶっつけ本番の甘酒造り
先ずは甘酒奉仕の人員を確認。甘酒造りは宮司、甘酒提供は宮司の小6、小4の子供二人(貴重な戦力になりました)、社務所と甘酒接待所のマネージメントは妻、スペシャルアドバイザーは宮司母、これで何とか行けるだろう。早速、甘酒作りましょう。
2日目の分は元日に氏子さんが作り置きしてくれましたのでスタートは助かりました
てなわけで、午前中の分は何とかなりそうなので午後の分を私が作りました。まず、酒粕を溶かし、砂糖を入れ…
これが結構大変な作業で…
あっ!2日目3日目の酒粕は取手市田中酒造様の奉納です。助かりました。
甘酒を溶いているとテントから罵声が飛んでくる…
母「良弘!酒粕がちゃんと溶けてない!塊が一杯あるよ!」
スペシャルアドバイザーの母の声だ…すげー怒られてる私。
母「良弘!砂糖入れすぎ!」
いつの間にか味付けも孫達への指示も全部母がやっている…私はただ酒粕を溶いているだけの人になってしまいました。でもそれだけでも重労働でした。甘酒造りは大変。今まで氏子さんが作った甘酒をいただくだけでしたが、もちろん感謝して飲んでいましたが、来年からは絶対に残さずに今まで以上に感謝して飲もう!
子供達も朝から「甘酒いかがですか〜」って言い続けていたので疲れてきた様子。夕方4時くらいになると終わりにしたいとの要望。
私「じゃー残りの甘酒無くなったら終りね」
子供「本当?」
と話をしたら子供達の参拝者に対するかけ声が…
子供「甘酒、残り7杯でーす」
子供「お願いしまーす。飲んで下さーい」
子供「頼みますから飲んで下さーい」
と変わりました。私と妻で笑ってしまいました。趣旨が変わってるじゃん…
そんなこんなの初めての甘酒接待でしたが、皆さんが美味しいと行ってくれたのでやって良かったなと思います。一番活躍、生き生きしていたのは母でしたね。私は言われるがままでした(笑)
来年も三が日甘酒が出来るといいなぁ。
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