神職の疲労のピークが来るわけで
日付が変わりました。まだ社務所にいます。この時期は神宮大麻の頒布準備に全国に神職さんは忙殺されているはず。
神職になるまでは恥ずかしながら神宮大麻を知らず、年末にこんなに忙しくなるなんて思わなかった。神宮大麻頒布始奉告式が行われると各本務神社に神宮大麻が届けられます。今年は11月1日でした。当社の場合は七五三、兼務神社秋祭り、地鎮祭などの外祭を奉仕しながら、約3週間で八坂神社分、兼務神社分の計12社を仕分けして総代さんに届けます。そして総代さんの手によって各家庭に配られます。うん、日程的に無理です。ブラックな環境です。皆さんはどう思っているか分かりませんが、この一連の作業はお正月を迎える準備のひとつです。大麻を配り終えたら本格的にお正月の準備に入ります。大掃除もあります。神宮大麻の社頭での頒布もあります。
そうなんです。そこからお正月なんです。そう、これはあくまで準備なので1月1日がスタートなんです。そうなんです。スタートの時点で体力的にヘロヘロなんです。休み無しで正月の準備をして休み無しでお正月を奉仕するんです。
今はまだ良い。家族もいて職員もいるので何とかなる。1人で奉仕しているときはつらかった。きつかった。全部1人でやっているんだから。過去、大晦日に1回。元日に1回。高熱で夜間救急に行っています。40度越えました。正月の準備は8月くらいから始まるんですよ。職員が来るまでは10,11,12,1月の休みがあっても月1日。1月に関していえばほぼ病欠。うーん…ブラック。
神職には布教活動などない珍しい宗教ですが、唯一のノルマって言って良いのかな?神宮大麻増体が神社界の課題です。全国的に減っていますからね。御朱印などはブームですが、肝心な神社信仰の基となる神宮大麻は減っています。ここに今の現状が現れていますよね。御朱印ブームが家庭祭祀に繋がるような良い機会ととらえて活動しなければならないわけで。
毎年この時期はこんな感じで
この時点で22時くらい。
プリンターも二台同時にフル稼働
幣束、祓い串、紙垂を神社ごとに仕分けして
さぁ、節分まで頑張れ自分…
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