キリキリする時間がやって来る
非常に強い台風がやって来る。社務所はすでに台風モードに移行。
もう本当に台風が来ると気が気じゃない。うちの神社は街中にあるので、もしもってことがあると…あぁ鶴岡八幡宮のイチョウの木を思い出す。樹齢400年を超える古木が何本もあるので心配が尽きない。10年以上も前、神社の木が倒れて車二台を巻き込みながら隣のアパートを直撃する事案がありました。もし、人を巻き込んだらと思うと…ゾッとするわけで…
台風が来ると当然枝が落ちてきます。こんな大きいのが落ちることもあれば
地面にぶっ刺さったりしたり
最終的にはこうなって台風後は大掃除になります(これはまだマシなほうで)
でも、掃除で済むくらいなら良いんです。近隣の方に迷惑が掛からず人的被害が発生しなければ。
昔、台風が心配で夜中に神社を見回りに行きました。案の定、境内は枝で散乱していました。まだ吹き返しの風が強かった。境内を歩いたその刹那、ヒュンと音がして右ほほをかすめる様に枝が飛んできて目の前の地面に刺さりました。あれ、当たったら絶対死んでたな。それ以来、台風が接近している時は見回りやめました。皆さんも無理に参拝は控えて下さいね。
神社の木は簡単には切れないんだ
それなら切れば良いじゃないかって思うかもしれないけれど、神社の木はなかなか切れない理由がある。神社の木は信仰の対象にもなっているので枝を下ろしても怒られる場合がある。実際、枯れ枝を下ろした時にも怒られたっけなぁ。下ろせという人もいれば下ろすなと言う人もいてその中でサンドウィッチになっています。また、枯れてしまって伐採などになってしまった場合にもすぐには切れない。神社の大木は責任役員会で議決し、総代の理解を得て、氏子崇敬者に1ヶ月広告して異議申立てが無いようなら切る事ができる。宗教法人法第23条に定められている。また、市の保存林にもなっているので市役所でも手続きをしなければならない。色々と神社を管理するっていうのは大変な事が沢山あるんですよ。でも責任者なのでその時になったら最終的には決断はしますが。皆さんのご理解が頂けると着地点で。あぁ、また台風がやって来る。
今年の祇園祭も台風が接近して大変だったな…今度は直撃か…ニュースで流れています。JRが首都圏在来線午後8時以降の見合わせが決まったらしいです。皆さんも十分に気をつけて下さい。
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